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17日前(6月7日12:00)にニホンイシガメが産卵した3個の卵をキャンドリング(光透過)法で検卵したが、
まだまだ卵の内部がよく分からないのでネットで調べてみた。
〈図1〉爬虫類の卵 羊膜卵
〈図1〉では胚が卵黄嚢膜の下に位置しているが、胚が卵黄嚢膜に乗る〈図2〉が正しい。
〈図2〉爬虫類の卵 羊膜卵
〈図3〉羊膜卵断面図
〈図4〉爬虫類の卵 羊膜卵
一般に玉子といえば黄身と白身と殻なのだが、胚が発生した有精卵はちょっと複雑になってくる。
ニホンイシガメの卵は有羊膜卵である。
殻殻すなわち卵殻。
動物の卵の最外層の卵膜が強固になったもの。
硬い殻は炭酸カルシウムが密な結晶なのでほとんど水分は失われず孵卵にも外からの水分はほとんど不要だ。
卵殻には、「気孔」と呼ばれる多数の小孔があり、この気孔が胚の呼吸に必要な酸素を取り入れ、内部で発生した二酸化炭素を排泄するガス交換を行っている。
白身白身すなわち卵白。中国語では清蛋白。
卵白は爬虫類、鳥類など有羊膜類の卵において卵黄膜と卵殻膜の間にあるゾル状の物質。90%近くが水分で、残りは主にタンパク質である。胚の発生に必要な水分を保持、供給し、加えて胚と卵黄を物理的、化学的に保護する役割も持つ。
ニホンイシガメの卵にはカラザは無い。
黄身漿膜が羊膜、卵黄嚢膜、尿膜を包む。
羊膜が胚胎と羊水を包む。
卵黄嚢膜が卵黄嚢を包む。卵黄嚢(yolk-sac)、 ヨークサック。
尿膜が尿嚢を包む。初めは排出器官として機能するが,のちには爬虫類では呼吸器官としてはたらく。
- 2014/06/24(火) 16:44:48|
- ニホンイシガメ
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