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2週間前(6月7日12:00)にニホンイシガメが産卵した3個の卵をキャンドリング(光透過)法で検卵した。
白色LEDライトの光を卵の下から当て上面を観察した。
卵の上半分が白濁している。白濁部をキャンドリングして見ると赤みを帯びた部分が広がり、勾玉状の胚が太く大きくなっている。
(卵1上面)
(卵2上面)
(卵3上面)
カメの個体発生過程
図の左の初期胚が発生している。
孵化容器内の温湿度管理について私は孵化容器内に温湿度計を付けていないし保温もしていない。
一日の室温が27℃~32℃なので孵化容器内の温度もほぼ同じだと思っている。
ニホンイシガメは温度依存性決定(TSD)されるが27℃~32℃だとオスとメスのどちらも孵化する。
バーミキュライトにどれ位の水を含ませるか、少し考えたがバーミキュライトがビチョビチョでなくカラカラでもない程度の水を含ませている。
ニホンイシガメの卵の表面は炭酸カルシウムによって形成された卵殻で、それが緻密な結晶になっているのが硬い卵だ。
硬い殻は炭酸カルシウムが密な結晶なので、ほとんど水分は失われず、孵卵にも外からの水分はほとんど不要だ。
ニホンイシガメの卵膜・卵殻は、水辺から離れた環境、「乾燥」に耐えられる構造なのだ。
なので、孵化容器には少し湿ったバーミキュライトでいいだろう。孵化容器内の湿度の目安は80%だそうだが。
- 2014/06/21(土) 11:00:00|
- ニホンイシガメ
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