上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- --/--/--(--) --:--:--|
- スポンサー広告
-
-
ハマグリエキスを空中散布する蛤女房ウラミスジシジミ(表面)
Wagimo signata (♀ upper surface)
昔々あるところに、1人の男が住んでいた。
あるときに男が海で漁をすると、とても大きな蛤が獲れた。
男は、この大きさまで育つのは大変だったろうと、蛤を逃がしてやった。
しばらく後、男のもとに美しい女が現われ、嫁にもらってほしいと言った。
女はとても美味しい味噌汁を作ったが、なぜか料理を作っているところを決して見ないよう、男に堅く約束させた。
しかし男は好奇心にかられ、どうすればこんな味噌汁が作れるのかと、ついに料理をしているところを覗いてしまった。
女は鍋の上にまたがり鍋に小便を注いでいた。
大便も溶かしてこんでいた。
男は怒って女を家から追い出した。
女は海辺で泣いていたが、やがて元の姿の蛤となって海へ帰ろうと思った。
しかし女はウラミスジシジミになり、泣きながらハマグリエキスを空中散布することとなった。
ハマグリエキスを空中散布する蛤女房ウラミスジシジミ
Wagimo signata (♀ below surface)
ウラミスジは「恨み筋」ではなく、「裏三筋」で後翅裏面の三本の白線から命名されている。
属名Wagimoは日本の古語“吾妹(わぎも)”で妻または愛人のこと。
種名signataはラテン語で“斑紋のある”の意。斑紋は羽の裏面 の白線を指し、白線乱れているものをsignata(シグナータ)型という。
裏三筋小灰蝶
clam wife から Wagimo signata への移行は観察できるだろうか。
Paysage fautif [Faulty Landscape]
不完全な景色
問題のある風景
風景の不正行為
テーマ:現代美術 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2009/04/08(水) 17:00:21|
- AHO YANOO!
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0