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7月13日、三連休の初日に丹後半島一周日帰り観光をした。
中国吹田ICから中国自動車道、舞鶴若狭自動車道、京都縦貫自動車道、宮津天橋立ICから天橋立へ2時間ほどで着く予定であったが、吹田ICから渋滞していたため国道173号線を北上して綾部へ出て綾部安国寺ICから京都縦貫自動車道、宮津天橋立ICから天橋立へ着いたのは正午過ぎだった。
丹後半島一周map
智恩寺智恩寺参道入口の駐車場に車を入れ参道を歩くと禅宗様式の山門が見えた。
臨済宗妙心寺派 天橋山 智恩寺
三人寄れば文殊の知恵
知恵の文殊菩薩霊場
雪舟は『天橋立図』のほぼ中央に天橋立の白砂青松と智恩寺を描いている。
朱が塗られた宝形造の文殊堂や、多宝塔、地蔵石仏が描かれている。
雪舟『天橋立図』部分
雪舟が『天橋立図』を描いた室町時代には天橋立に渡る橋は無く、「久世戸の渡し」のてんころ舟で天橋立に渡っていた。
廻旋橋智恩寺のある陸場と小橋立を結ぶ橋の中央部分が90度回転する可動橋。
天橋立の大橋立と小橋立は日の出橋で結ばれている。
1923年(大正12年)手動でまわる廻旋橋ができた。
1930年(昭和5年)与謝野鉄幹と与謝野晶子が訪れ歌を詠む。
「人おして 廻旋橋の開くとき くろ雲動く天橋立」 (与謝野晶子)
「小雨はれ みどりとあけの虹ながる 与謝の細江の 朝のさざ波」 (与謝野鉄幹)
1960年(昭和35年)5月、電動式廻旋橋になる。
「くろ雲動く」とは水面に映る廻旋橋の影が動くことか。
水面に空と動く廻旋橋の影が映っていた。
もうひとつの天橋立
ニューカレドニアからタンカーで宮津湾へ運ばれてきたニッケルの鉱石を阿蘇海に面した日本冶金工業(株)大江山製造所へ運ぶらしい運搬船が通過した。
天橋立天橋立松並木を散策すると多くの海水浴客を見かけた。
東の方向に天橋立宮津ロイヤルホテルが見えた。
近年、ダイワロイヤルホテルズの大山ロイヤルホテル、南淡路ロイヤルホテル、串本ロイヤルホテルに宿泊したが、どれも絶好のロケーションのホテルだった。
雪舟の『天橋立図』のように天橋立が見えるポイントは天橋立宮津ロイヤルホテルではないかと思いながら
天橋立雪舟観展望休憩所に向かった。
天橋立から天橋立宮津ロイヤルホテル
天橋立雪舟観展望休憩所赤い鳥居が並ぶ階段を上り獅子崎稲荷神社を通過し、さらに階段を上ったところに「天橋立雪舟観展望休憩所」がある。
『天橋立図』雪舟等楊 紙本墨画淡彩1幅 縦89.4cm 横168.5cm室町時代・16世紀 京都国立博物館A甲228
雪舟等楊の現存する作品のうち6点が国宝に指定されており、日本の絵画史において別格の高い評価を受けている。
雪舟の『天橋立図』は寸法の違う21枚もの小紙を不規則に貼り合わせた紙に描かれている。
いろいろな角度から見た物の形を一つの画面にまとめている。
西洋画のルネサンス以来の一点透視図法の実景そのままを絵画化したものではない。
『天橋立図』のような写真を撮るのは無理があるが天橋立雪舟観展望休憩所がより高い場所にあればと思う。
天橋立雪舟観展望休憩所から天橋立を撮影
天橋立の東側に栗田(くんだ)半島がある。
天橋立雪舟観展望休憩所の東北東3.6kmに標高210m地点がある。
栗田半島の標高210m地点から天橋立はどのように見えるのだろう。
- 2013/07/14(日) 19:00:29|
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