メタファーという語はギリシャ語の meta-(~を越えて) -phor(運ぶ)に由来している。
ギリシャ語の phor(運ぶ)はフランス語の porter(運ぶ)
porter 運ぶ、持ち運ぶ、もたらす、着ている、支える
porte 戸、扉
PORTEPORTE はマルセル・デュシャン・コードです。
PORTE のコードで首を吊っています。
dance upon nothing(絞首刑)
1913年に作品にするつもりがなく作った 『自転車の車輪』 (Roue de bicyclette) 、
タイヤ(PNEU)の無い自転車の車輪、フロント・フォーク、スツール(腰掛椅子)の
タイトルを『自転車の車輪のせたスツール』に変換するとporte-bagages(荷台)が
浮かび上がる。
1913年 《自転車の車輪》スツールが自転車の車輪をおくporte-bagages (荷台)
1914年 《1914年のボックス》porte-documents(書類入れ)
1914年 《瓶乾燥器》porte-bouteilles
1914年 《太陽の中に徒弟を》portee(楽譜の五線)
1915年 《折れた腕の前に》porte-pelle
1915~23年《彼女の独身者によって裸にされた花嫁、さえも》porteの寄せ集め
1916年 《旅行用折畳み品》portable(携帯用)
1916年 《秘められる音に》porter sur les nerfs(神経に障る、いらいらさせる)
1916~17年《エナメルを塗られたアポリネール》
faire un lit en portefeuille(ベッドにいたずらをする)塗ったり、切ったり
1917年 《泉》porte-monnaie(がま口)
1917年 《帽子掛け》porte-chapeaux
1917年 《罠》portemanteau(コート掛け)
1918年 《Tu m'(お前は私を)》porter sur les nerfs(神経に障る、いらいらさせる)
1918年 《旅行用彫刻》 portable(携帯用)
1919年 《ツァンク小切手》portefeuille(有価証券)
1919年 《L.H.O.O.Q.》portrait(肖像画)
1919年 《不幸なレディメイド》porte(窓)辺の吊るされ風に porte(運ばれる)
1919年 《パリの空気》porteur(使者)
1920年 《FRESH WIDOW》porte-fenêtre(フランス窓)
1920年 《愛をこめて ローズ・セラヴィ 別名 マルセル・デュシャン》 portrait(顔写真)
1920年 《回転ガラス板(精密光学)》porter à la tête (目を回させる)
1921年 《ローズ・セラヴィ、なぜクシャミをしないの?》 porter sur les nerfs(神経に障る)
1921年 《オーステルリッツの喧嘩》porte-fenêtre(扉)
1922年 《私のためのあなた》 porteur porte-étiquette (荷札)
1923年 《お尋ね者/賞金2,000ドル》顔写真 portrait(顔写真)
1923年 《螺旋のある円盤》porter à la tête (目を回させる)
1927年 《扉、ラレー街11番地》porte(扉)
1934年 《グリーンボックス》(Green box) porte-documents(書類入れ)
1935~41年《トランクの中の箱》 (Boîte-en-valise) porte-documents(書類入れ)
1935年 《ロトレリーフ》porter à la tête(目を回させる)
1951年 《Objet Dard》 porte à faux(突出部分)
1959年 《皮肉を込めて》portrait
1967年 《ホワイト・ボックス》 (White Box) porte-documents(書類入れ)
1946~66年《与えられたとせよ 1.落ちる水 2.照明用ガス》 (遺作) porte(扉)
まるっとEVERYTHING全部、全作品を解析できないが、『クラウン仏和辞典』三省堂で首を吊っていたら、
三時間もかかってしまった。
IN OTHER WORDS[換言する]とは別の角度から光を当てることで、すると別の影ができる。
dance upon nothing(絞首刑)は無意味に見えるものの上で踊ることです。
デュシャン・コード① PORTE
デュシャン・コード② AMP (duchamp,chokedamp,lamp,damp) 気 湿気、火気、香気
デュシャン・コード③ PNEU
デュシャンの大喜利
デュシャンの茶臼
テーマ:art・芸術・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2010/05/06(木) 19:42:34|
- AHO YANOO!
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