上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- --/--/--(--) --:--:--|
- スポンサー広告
-
-
サウンド文学館●パルナス SF・メルヘン 安部公房 『人魚伝』 を再び聴いて絵を描いた。
いや、いいんです。 〔書き出し〕
人魚の全身は蛍光色がかった緑色。
乳房には乳首がない。
臍がない。
鰓がない。
下腹部に穴がある。
長い髪。
顔一杯の大きな目。
小さめの口には肉を割く白い歯。
再生促進物資を含む涙。
白ずくめの総タイル貼りの風呂。
〔増殖~終焉〕 終盤のあらすじ
この後、僕は彼女の左右の目に同時に2本のナイフを突き刺し、口には野球のグローブを押し込む。
致命傷を負った彼女は日に日に乾燥し十日程すると褐色のミイラになる。
それから僕は緑色過敏症になる。
僕は美しい人魚を征服したつもりでいたが、真相は逆で僕が人魚に食肉用家畜として複製され飼育されていた。僕の複製が増殖する。
サルベージ、潜水具、ピンポン玉、水死人、棺桶としか見えない箱。緑の波長に恋をする。
今の僕にできる事としたなら、せいぜいこのくらいの事しかしかないのだから。 〔最後の一文〕
破壊するべき緑のオブジェhttp://aabbp.blog.2nt.com/blog-entry-248.html『不思議の国のアリス』 (Alice's Adventures in Wonderland ) ルイス・キャロルクールベ 『世界の起源』筒井康隆 ローズ・セラヴィ エヴァンゲリオン 緑色蛍光タンパク質(Green Fluorescent Protein, GFP)テーマ:絵ブログ - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2008/11/15(土) 14:44:37|
- AHO YANOO!
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0